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Posted by 滋賀咲くブログ at

2015年10月16日   【情報求ム】細井作兵衛

丁稚坊や

細井作兵衛は、私の高祖父にあたります。
江戸末期から明治初期にかけて、大阪の坐摩神社前で、古着商を営んでいたようです。
当時の坐摩さん前は、古着商が多く集まっていたとのこと。高祖父もそこで商売をしていたのでしょう。

以前、ヤフオクに、この高祖父の店が出したと思われる引札が出ていました。
その頃、まさかそれが高祖父の店のものだと思わず、名前が一緒やな、と思った程度。画像を保存しただけでした。
のち、その画像を読み解いて、高祖父の店が出した可能性が高いことがわかり、落札しておけばよかった。。。と後悔しきり。

こうしたルーツに絡むものは、積極的に行動しないといけませんね。

除籍謄本も、高祖父を戸主としたものは残念ながら残っていませんでした。

細井作兵衛についてご存知の方、当時の坐摩さん前の商売のことなど知っている方おられましたら、
情報を教えていただければありがたいです。




Posted by 山遊舎くま at 21:52Comments(0)ルーツ

2015年09月18日   【ルーツを探る】エジプトのおじさんの謎がとけた


先日、「エジプトに行ってたんや」と祖母が話した曽祖父の弟の話  を書きました。
この度、国会図書館に行く用事があって、そちらで日本綿花さんの社史を見ることができました。

 「日本綿花株式会社五十年史」(社史で見る日本経済史 第67巻、ゆまに書房)

そこで曽祖父の弟(曾祖叔父というそうです)の名前を確認。やはり仕事でエジプトに行っていたようです(大正6年にエジプトへ)。
しかもその後は、ヨーロッパへ。
あの時代に、世界を駆け回るだなんて、どんな思いで日々を過ごしていたのでしょうか。

紳士録の記録を追うと、昭和5年には日本に戻ってきていたようです(もう一人の曾祖叔父のもとに寄寓)。
エジプト行きから計算すると13年間、ずっと海外へ渡ったままだったのでしょうか。

「エジプトのおじさん」には息子さんがおられたと叔父から聞いていますが、今は縁がなくなっています。いつか子孫の方にお会いして、お話を聞いてみたいものです。


  



Posted by 山遊舎くま at 22:10Comments(0)ルーツ

2015年09月07日   【ルーツを探る】「この人はエジプトに行ってたんや」



祖母が生前、写真を見せてくれました。

たくさんのセピア色の写真。私にとっての曽祖父が孫(叔父)を抱いてうつっていたり。祖父の丁稚時代の前掛け姿も。初めて見るものばかりで興味津々。

その時、祖母が
「この人はエジプトに行ってたんや」
と。


どんな写真を見て祖母がそう言ったのか思い出せないのですが、「この人」というくらいだから、誰かの写真を指していたのだと思います。顔がうつっていたのでしょうか、まったく思い出せません。
祖母の言う「この人」とは曽祖父の弟にあたる人の話でした。


「エジプトって、エジプト?」
私が問うと、
「そうや」
「エジプトってピラミッドあるところやで?」
「うん、そうや」


写真の年代は戦前のものばかり。しかも曽祖父の弟ですので、明治生まれの人です。その頃にエジプトに行く人ってどんな人?
何者なんだろう???


あれからもう20年近く。
ようやく手がかりを見つけました。
近代デジタルライブラリーのおかげです。


曽祖父には弟達がいたのですが、そのうちの一人の名前を調べていくと、かつての日本綿花に勤めていたらしいことがわかりました。
日本綿花は今の双日。戦前の専門商社です。その日本綿花がエジプトと取引をしていました。エジプトは綿花の大産地です。
曽祖父の弟は、仕事の関係でエジプトに行っていたのかもしれません。
双日は、会社の歴史について丁寧にまとめている企業でした。会社に問い合わせれば、何かわかるかもしれませんね。




Posted by 山遊舎くま at 23:40Comments(0)ルーツ

2015年09月04日   【ルーツを探る】福井県へ


   先日、福井県へ行ってきました。福井のある町のとある場所へ行くことがいちばんの目的でした。
   その場所は、先日、父方の除籍謄本を取り寄せた時に知った場所、曾祖母の本籍があったところです。


    この春、おじを訪ねて昔の話を聞いた時に、「そういえば、ばあさんの家のもともとの出は福井やで」と話してくれました。生まれて数十年、まったく知りませんでした。祖母の生まれについて聞いたことがあったのは、「若いころ北海道にいた」ということ。そんな祖母がなぜ大阪の祖父と出会い、結婚したのか、不思議でした。そこにさらに「福井やで」。ますます祖母がわからなくなりました。おばあちゃん、もっと聞いておけばよかった。


    そこで、祖母の戸籍をたどってみました。ちょうど役所が混んでいて、半日間待ち続けて、ようやく手にした除籍謄本。そこにあった曾祖母の結婚前の本籍地の地名。それが福井県のある町でした。まったく知らなかったまちが急に身近になりました。

   そのまちは、とてもすてきなまちでした。しかし、曾祖母の家がかつてあった場所は限界集落。数年後には姿を消してしまいます。お宮さんも、すでに合祀された後のようでした。

   曾祖母の地を訪ねて、不思議だったことが2つありました。一つ目がそのお宮さんを見た時。朽ち果て始めていて、草も刈られていないそのお社を目にした時、「こんなにぼろぼろになって」と思わず口にしてしまいました。その気持ちは、初めての場所ではなく、自分が見知ったお社と違うという気持ち。そこから出た言葉でした。私にとっては生まれて初めての場所なのに。

   そして、もうひとつが曾祖母の本籍地のあたりに行った時、一羽の黒い蝶がどこからともなく飛んできました。静かにそれはやってきて、わたしたちの頭上を飛び、ゆっくりと対岸の森へ消えていきました。
   黒い蝶は先祖が姿を変えたものだという話があるそうです。曾祖母は結婚して、この地を出て、遠く北海道へ渡りました。そこで祖母たち兄弟を育てたのでしょう。結婚後、この地へ帰ることはあったのでしょうか。この黒い蝶が、曾祖母の化身のように思えてなりませんでした。



Posted by 山遊舎くま at 22:53Comments(0)ルーツ