2015年10月27日    【人々の暮らし】大阪の遊芸

あきんど坊や


朝ドラ「あさが来た」で新次郎さんは、ぶらぶらゆらゆらしたボンボンとして描かれています。三味線を弾いて歌っているときは、シャンとしていますね。

明治期の大阪の遊芸について調べてみました。

大阪在来の唄いものとしては、地唄と箏曲があったそうです。中でも地唄は、大阪商人の家庭に普及していたとか。

また大阪の舞踊では、明治期に盛んだったのが山村流と楳茂都(うめもと)流。山村流は文政年間に始まり、優しい雰囲気の舞が好まれ、大阪商家の子女で習う者が多かったそうです。名古屋でおこった西川流が大阪に入ったのは明治後期とされています。

大阪の商家では、娘のしつけとして、6,7歳になると学校へ出すよりも先に舞の稽古へ通わせ、春秋の温習には始末屋の大阪商人も舞衣装に娘の為とお金をかけます。また、琴、三味線を習わせ、茶や生花の稽古も行わせます。

最近のこどもへのお稽古ブームも真っ青のお稽古づくし。あさちゃんみたいな女の子がいたら、「なんでこんないっぱいせなあかんの?」と聞いていそうですね。



Posted by 山遊舎くま at 21:42 │Comments( 0 ) 人びとの暮らし
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