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Posted by 滋賀咲くブログ at

2015年08月18日   【山岡孫吉】(2) ヤンマー会館

ヤンマーの創設者、山岡孫吉は、1888(明治21)年、滋賀県伊香郡東阿閉村(今の長浜市高月町東阿閉)の農家に生まれました。
東阿閉の集落を訪ね、車を走らせていると、こんな風景を目にすることができます。


東阿閉遠景

滋賀の農村地域らしい田んぼに囲まれた家々の中に、ぽつりとヨーロッパ風の建物が見えます。
これが通称「ヤンマー会館」。山岡が、生まれ故郷に寄贈したもので、現在は公民館として使われています。


東阿閉公民館

近くに行くと、その建物の立派さはもちろん、1952(昭和27)年築と約60年たつ建物にもかかわらず、清潔に美しく保たれていることに驚きました。

東阿閉公民館入口

写真を撮っている間も、地域の方でしょうか、何人かの方が出入りされていました。プランターに花が植えられていたり、周囲の木々は美しく形を整えられていたり、ゴミも落ちておらず、大切にされているようです。




公民館前の広場には、山岡孫吉の顕彰碑がありました。これまた立派な石を用いて建てられています。

農家に生まれた山岡が、ヤンマーを作り、故郷にこのような立派な建物を寄贈するまでにはどんないきさつがあったのでしょうか。



【東阿閉自治会事務所(通称:ヤンマー会館)】
今も地域の方に使われており、内部は非公開とのことです。





Posted by 山遊舎くま at 16:49Comments(0)建築物長浜市

2015年08月18日   【山岡孫吉】(1) ヤン坊とマー坊は滋賀から生まれた


「ヤン坊マー坊天気予報」


と聞くと、あのメロディーを思わず口ずさんでしまいます。可愛らしい二人の坊やが伝えてくれる天気予報が半世紀にわたって放映されていましたが、もうやっていないんですね。彼らヤン坊とマー坊は農業機械で有名なヤンマーのキャラクターです。


今や、佐藤可士和さんの手によってスタイリッシュな世界的企業になりつつあるヤンマー。その創業者は滋賀に生まれ、大阪に奉公に出て、自分の力を発揮する道を見出した人でした。

名を、山岡孫吉(1888-1962)といいます。


彼の時代に生きた人たちで名を挙げた人は、人生で出会ったものをうまくつかみとっていった人だと思います。まずつかんでみる。違っていたら変えていく。

彼について調べてみたいと思います。


【参考文献】
NPO法人三方よし研究所編(2005)「近江の商人屋敷と旧街道」、サンライズ出版



タグ :人物建築物


Posted by 山遊舎くま at 12:09Comments(0)長浜市